JR桐生駅ダイヤのA「沢村栄純投手」モニュメントお披露目式

ダイヤのA「沢村栄純投手」モニュメントがお披露目されました

2025年9月10日、JR桐生駅にて「ダイヤのA 沢村栄純投手」のモニュメントがお披露目になりました。

「球都桐生ウィーク2025」のフィナーレを飾るこのモニュメントは、桐生の玄関口に新たなシンボルをもたらし、街全体をつなぐ象徴となります。

球都桐生の新しいランドマーク

沢村栄純投手のモニュメントは、桐生市が推進する公民連携の地域活性化事業「球都桐生プロジェクト」の一環として設置されました。

高さ2.1mのモニュメントは、旧新川球場での試合風景写真を背景に構成されており、「桐生野球の原点」と「野球文化の未来」を重ね合わせたデザインになっています。

改札口近くという立地から、多くの市民や観光客の目に触れ、誇りと交流を生み出す拠点として機能します。

さらに、新たなフォトスポットとしてSNS発信の場にもなり、桐生のブランド発信力を強化。地域経済への波及効果も期待されます。

沢村栄純が桐生に立つ理由

今回「ダイヤのA」が選ばれた背景には、いくつもの意味があります。

挑戦する姿の共鳴

 沢村はエリートではなく、失敗や挫折を繰り返しながらも挑戦を続ける存在。その姿は、再生と挑戦を続ける桐生の街の姿と重なります。

高校野球という共通言語

 誰もが関わり、憧れる「高校野球」を題材にしているからこそ、世代や地域を超えて共感を呼びます。

駅という舞台装置

 駅は「旅立ち」と「再会」の場所。主人公・沢村が立つことで、訪れる人々の背中を押す象徴的な存在となります。

街全体に広がる世界観

今年3月、東武新桐生駅には同じ『ダイヤのA』のキャラクター・白州健二郎選手の装飾が登場しました。

そこに今回のJR桐生駅・沢村投手が加わることで、桐生全体が「ダイヤのA」の世界観に包まれ、ファンにとっての“街ぐるみの聖地巡礼”が可能になりました。

野球文化と地域の誇り

『ダイヤのA』は累計発行部数4,000万部を超える国民的人気漫画。アニメ化もされ、全国の野球少年少女に夢を与え続けています。その主人公である沢村投手が桐生駅に立つことは、桐生市にとって単なるモニュメント以上の意味を持ちます。

市民にとっては「誇りの象徴」であり、全国のファンにとっては「訪れる理由」となり、観光回遊性を生み出す観光資源です。また、「ダイヤのA」を出版する講談社の創業者である野間清治氏は桐生市出身という縁もあります。

お披露目式には市内外から祝福に

セレモニーでは、市内外から多くの人が集まりました。

さらに、アニメ「ダイヤのA」で沢村栄純を演じる声優・逢坂良太氏からスペシャルビデオメッセージも寄せられました。桐生はまさに「野球が息づくまち」として全国に向けて強く発信されることになります。

桐生には、駅前のモニュメントだけでなく、野球文化を体感できるスポットが数多く存在します。

◆東武新桐生駅の球場化装飾+白州健二郎選手装飾

◆球都桐生歴史館(2025年8月23日開館)

◆球都桐生野球ラボ(最新スポーツ科学を導入)

◆新川公園(旧新川球場/野球聖地名所150選)

ファンは、駅から駅へ、街から街へと歩きながら、『ダイヤのA』の世界と桐生の野球文化を一度に楽しむことができます。

野球は、人と人、地域と地域、そして現実と物語をつなぐ力を持っています。JR桐生駅の沢村栄純投手モニュメントは、その結び目として、未来に向けた新たな一歩を象徴する存在です。

ぜひ桐生を訪れ、このモニュメントの前で写真を撮り、街を歩き、野球文化に触れてください。
皆さまの一歩が、桐生をさらに輝かせる力になります。