慶應義塾大学 野球教室

東京六大学野球による野球教室を開催!今年は慶應義塾大学野球部が担当

8月26日、小倉クラッチ・スタジアムで慶應義塾大学野球部による野球教室が行われました。球都桐生ウィーク4日目のこの日は、球都桐生の未来を担う中学生を対象に5チーム約65名が参加。

東京六大学という憧れの舞台を戦った4年生9名と堀井哲也監督が来桐し、明るい・楽しい指導が展開されました。

東京六大学と球都桐生ウィークはスタートした初年度から関わりが深く、23年に開催した東京六大学野球オールスターゲームを皮切りに、毎年東京六大学が持ち回りで桐生市で野球教室を開催。昨年は早稲田大に来桐いただきました。

特に今年は東京六大学野球連盟結成100周年。日本野球の創成・発展を支えてきた、東京六大学野球優勝40回を誇る慶應大学野球部が担当しました。

今回講師を務めた4年生は、外丸東眞選手・小川琳太郎選手・坪田大郎選手・森村輝選手・今泉将選手・小堀政泰選手・権藤大選手・常松広太郎選手・金岡優仁学生コーチ。

冒頭の挨拶では、「野球でもそれ以外でも何でも聞いてください!」などと声をかけ、緊張を和らげます。

特に主将を務める外丸選手は群馬県出身で、前橋育英高校時代に「この球場でも試合したことがあって、負けて涙したのを覚えています」と苦い思い出を披露し、スタートしました。

指導は早速ウォーミングアップからスタートします。「これまでアップをやってきたと思うけども、『こんなやり方があるんだ』っていう目から鱗のアップを教えます」と最初に伝えると、「みんなで仲良くやろう!」とまだ緊張が残る中学生たちを鼓舞します。

そして、続いて野手は走塁へ。金岡コーチから「今日4つのポイントを伝えるね」とし、「①打ったら打球を見る②相手の野手が捕るところを見る③駆け抜けた後、右側を見る④右見た後、前にランナーがいたらそのランナーを見る」と説きました。

その根拠を中学生に問い、考える機会もつくりながら動きをチェックします。

途中で芝生やベンチの上で腰を下ろし“座談会”も開催。野球にまつわる質問や、それ以外のプライベートな質問などが次々寄せられ、グッと距離が縮まりました。

最後はバッティングで、主にロングティーで中学生も快音を響かせます。また、慶大生もお手本を披露。大きな体から放たれる豪快な打球に目を奪われる光景も見られました。

昨年の早大そして今年は慶大と華の六大学の選手たちから教わることで、「神宮でプレーしたい」と新たな目標ができるこの野球教室。

球都の未来を担う中学生たちにとって憧れの人たちとの出会い、そして人生の選択肢が増えるきっかけが生まれた4時間となりました。