球都桐生歴史館

“野球のまち”の記憶と未来が交差する『球都桐生歴史館』がオープン!

2025年8月23日、旧桐生南高校の校舎をリノベーションして誕生した「KIRINAN BASE」内に歴史館がオープンしました。

桐生野球史に関する史実を半永久的に展示することで、“球都”桐生と称されるようになった所以を語り継いでいく。そんな想いからつくられました。

球都の未来を育む源泉と「野球のまち」の記憶が交差する、球都桐生の新たなアイコンがここにあります。

桐生野球の『集積地』がここに誕生

これまでは「球都桐生展」として、市内の様々な場所で不定期に開催していました。各回、多くの市民の皆さまにご来場いただき、常設化を望む声を数多く寄せられていました。

そしてついにその念願が叶い、この地に「球都桐生歴史館」として常設の展示空間が完成しました。

この歴史館の意義は過去を振り返ることにとどまらず、桐生が『球都』と呼ばれるまでに歩んできた歴史や文化を継承する拠点であると同時に、未来の歴史を積み重ねていく拠点でもあります。

球都桐生歴史館のオープンをきっかけに、これまで公開されることのなかった貴重な資料や品々がさらに集まり始めています。今後も継続的に皆さまの力を借りながら、新たな歴史物の収集にも力を注いでいきます。

この歴史館を桐生野球の『集積地』として、展示空間のみならずコミュニティやイベントの舞台としても今後活用予定です。

地域の誇りと絆を育み、桐生のブランド価値を高めていく中心的な役割を担うとともに、展示物のデジタル化などを通じて遠方の皆さまにも球都桐生の歴史に触れていただける仕組みづくりの推進拠点となります。

稲川東一郎監督の実使用品など、球都の歴史を彩った品々を多数保管

オープン第一弾は大きく6つのコーナーを設けています。

球都桐生の祖で“桐生のとうちゃん”こと、稲川東一郎監督の使用品も多数保管。その他にも桐生野球の未来にスポットを当てたコーナーなど、桐生野球の歩みを過去から未来まで一望できる内容となっています。

1.「桐生野球の歴史年表」

2.桐生野球の父・稲川東一郎氏を紹介する「稲川東一郎コーナー」

3.市内高校のユニフォームを並べた展示

4.桐生ゆかりの日本一の名将の紹介

5.「新川球場コーナー」

6.未来を担う選手やチームの記録を紹介する「NEXT HISTORYコーナー」

8月23 オープニングセレモニーを開催!日本一監督が集い『名将対談』も

球都桐生歴史館のオープンを記念し、豪華対談企画が実現。

桐生第一高の監督として同校を全国制覇に導き、群馬県に初の優勝旗をもたらした福田治男氏と小野塚康之氏の特別対談に始まり、続いて桐生が輩出した“各世代日本一の名将対談”が開催されました。

登場したのは渡辺久信氏(プロ野球・埼玉西武ライオンズ)、川島勝司氏(社会人・日本楽器※現ヤマハ)、前野和博氏(社会人・東芝)、河原井正雄氏(大学・青学大)、福田治男氏(高校・桐生第一高)の5名。

第一部と第二部に分けて行われました。

第一部はこの日甲子園決勝が行われた日でもあったことから、甲子園優勝を果たした福田監督によるトークショー。そして、第二部として4名の名将による特別対談となりました。

各カテゴリで日本一に導いた名監督たちが一堂に会し、栄光までの道のりをそれぞれが語るまたとない機会となりました。

それぞれが語る日本一への軌跡をぜひ以下からご覧ください。